プランテーション農業! 先進国が途上国に押し入る作物の栽培
世界中で様々な作物が育てられていますが、その中に「プランテーション農業」という栽培方法があります。
プランテーション農業は、熱帯地域で行われる栽植農業で、ヨーロッパなどでは作れない熱帯特有の作物を栽培され、労働者は現地の人々か送り込まれた人々で低賃金で働いています。東南アジアやアフリカ、南米などで行われいます。
ヨーロッパなどの国が、植民地をつくって支配していた時に開始されました。
植民地であった国々が独立した後は、国や現地の人、海外企業が引き続き行まれています。
大規模農場のプランテーションでは、自国の人が食べるより、輸出用の作物が作られ、自国ではほとんど食べられることはなく輸出されています。
バナナ サトウキビ コーヒー カカオ 茶 パーム油 天然ゴムなど
日本のスーパーやコンビニで販売されている、フィリピン産のバナナもプランテーション農業で作られています。
以前、フィリピンのセブ島を訪れたことがあり、フィリピン人に特産品につて質問したことがあります。
すると、マンゴーやパパイヤと答えが返ってきました。
予想外にも、バナナという答えが返ってきませんでした。
日本ではフィリピンのバナナがスーパーに売られており人気であることを伝えたところ、フィリピンのバナナが人気であることに首をかしげられたことがあります。
そのフィリピン人は、自国でバナナが大量生産され大量輸出されていることは知らないのです。
プランテーション農業は、働き口のない人々に仕事を与えるというメリットがあり、雇用を生むことは素晴らしいことだと思います。
しかし、外国人が訪れてきて、最低限の生活しかできない給料で働かされ、元々あった現地の土地はプランテーション農園に変えられてしましす。
大量生産し続けていると、土壌の水分が少なくなってしまい、作物を育てられなくなり荒れ地になってしまう問題もあります。
栽培されたものは、国内でほとんど消費されず、先進国のために輸出されます。
日本は、国に自給率が低く輸入に頼っています。輸入して食べているものの中には、海外で低賃金で働かさて作られたものが多くあります。
国内で生産された野菜や果物を買うようにしたり、自給自足や家庭菜園をして輸入品に頼らないように心がけることが、プランテーション農業で過酷に働いている人々のために私たちができることではないでしょうか。